演奏会終了、そしてCD作成中

ハワイからの帰国以来、体調は崩すわ、定期演奏会はあったわですっかりblogの更新をさぼってしまった。
定期演奏会は、体調が悪い割にはがんばって吹けた方だと思う。あとで判ったのだが左耳が中耳炎になっていたらしくて、周りの音は普通に聞こえるのだが、自分のラッパの音が良く聞こえないという妙な状況だった。本番一週間前の練習ではすっかりパニックになってしまい、完全なオーバーブロー状態。アンブッシャを崩して五線の上の音は全く出せなかった。風邪が残っていて息を十分に吸えなかったのもつらかった。
本番当日のステリハでは、この悪いイメージを払拭するためリラックスを心がけた。完全に復調するところまではいっていなかったが、思っていた以上に吹けそうな手応えがあり、ひとまず安心。
本番は、パワーで押し切るというよりはできるだけ丁寧に行くように心がけた。あとはいつものことなんだけど、アガリとの戦い。
自分が吹いたのは未完成とシベリウス交響曲第2番のどちらも1番トランペット。
未完成は緊張感を持続させることが重要。音色、音程、リズム、音量のどれをとっても気を抜くことができない。これでどっと疲れる。
休憩明けはメインのシベ2。最近上吹きが続いたせいか、2楽章の中低音域のソロは安定感が悪く全くダメ。3楽章の例の箇所は、本番前のアドバイスを参考にしていつもはフォルテシモで吹くところを軽めにフォルテ一つぐらいで吹いた。このためかいつもよりさらっと吹くことができた。オケ全体でのバランスはあまり良くなかったかもしれないが、テンポ感はいつも以上に良かったと思う。
4楽章は最後の1ページに入ったところでどれだけ体力を残しておけるかが問題。つまりはそれまでは吹きつつも体を休ませることを心がける。ラッララーは一勝一敗。最初の方でソラッララーになってしまった。
最後の1ページに入る。長いソロは無理せずにユニゾンのヴァイオリンにラッパの音色感を重ねるつもりで吹く。結果的には程よくラッパの音が立っていたようだ。最後フィナーレは2番奏者の助けも借りてピッチに気をつけて吹く。音量は無理をせずに、楽器をフリーな状態で振動させるイメージでたっぷりの息で鳴らす。最後の音では残念ながら息が足らず一拍ほど長さが足らなくなってしまった。
こんな感じで終わった演奏会であったが、来て頂いたお客さんには楽しんで頂けたようである。よかった。
ただいま生録のCD作成中です。
次回はベト7かな。